サマーニットやサマーカーディガンのような、夏でも着れるサマートップスを作りたいと思っていませんか。
長編みやくさり編み、縁編みなどの真っ直ぐ編みで簡単にサマートップスが作れます。つなぎ目も巻きかがりなので、はじめてウエアを編む方も挑戦しやすいレベルでしょう。少し根気がいりますが、爽やかなレモン色で可愛く仕上がりますよ。
この記事では、「Sawadaitto」さんのCOTOLIを使ったサマートップスの編み方を紹介しています。編み方の詳しい動画もありますので、参考にしながら作ってみてくださいね。
サマートップスの材料
まずは、サマートップスを編むための材料を紹介していきます。かぎ針で簡単に編めるので初心者の方にもおすすめです。
材料 |
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サイズ | Mサイズ相当
※平置きサイズ:縦62cm × 横53cm
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毛糸は以下の、サイトから購入できますのでチェックしてくださいね。
サマートップスの編み方
では、サマートップスの編み方を紹介していきます。編み方は長編みとくさり編みのみ。ひたすら真っ直ぐ編んでいくだけなので簡単です。
今回は、普段Mサイズ着用の方がオーバーサイズで着れる作りにしています。サイズを変えたい人は、作り目・編む段数で変更可能です。
着画はInstagramに載せていますので、参考してみてくださいね。
編み方1.159段まで編む
まず、かぎ針で鎖79目まで編みましょう。79目まで完成したら、鎖5目で立ち上がります。次に、端から6目めに長編みをしましょう。続けて鎖1目編み、1目飛ばしてその隣の目に長編みを編みます。
鎖1目を編み、1目飛ばして長編みを端まで繰り返していきます。最後も、鎖1目編み、端の目に長編みを編んで1段目が完成です。
1段目が完成したら、鎖4目編んでから編み地を返します。続けて、1目飛ばしで長編みを編んでいきます。左指の長編みが入っている部分に、長編みを編んでください。そして、鎖1目編み、1目飛ばして長編みを端まで繰り返しましょう。
2段目の最後の部分は、鎖1目編んだら、下の段の鎖の5目あるうちの3目めに長編みを編んでください。ここまで、できたら2段目が完成です。
3段目、鎖4目で立ち上があったら編み地を返します。ここからは先ほどと同じように、1目飛ばして長編みを編んでください。そして、鎖1目編み、1目飛ばして長編みを端まで繰り返します。
最後の編み方ですが、3段目以降は、鎖1目編んで、前の段の立ち上がり4目あるうちの2目めに長編みを編んでください。これで、3段目が完成です。
ここまでの工程を159段まで編んでいきます。根気のいる作業ですが、休憩しながら少しずつ編んでいってくださいね。
159段目が完成しても編み続けますので、糸は切らずにそのまま残しておいてください。
編み方2.トップスの側面を編む
159段目まで編み終わりましたら、編み地を横向きにして鎖2目で立ち上がりです。すぐ下の穴部分に長編みを1目編みましょう。次に、穴と穴の間の小さな隙間を長編みで編みます。鎖4目で立ち上がり、最後2目めに長編みを編んだ部分に少しだけ隙間が空いていると思います。
そして、またすぐ下の穴部分に長編み、穴と穴の間の隙間に長編みという感じで、端までこの作業を繰り返してください。端までできたら最後は、一番最初の鎖(端の糸が出ている部分)に長編みをしてください。
長編みができたら鎖2目で立ち上がり、編み地を返しましょう。ここからは、1目につき1目ずつ、向こう側半目だけを拾いながら長編みを編みます。この作業を端まで繰り返しましょう。最後の部分は、前の段の鎖2目めの半目だけを拾って長編みを編みます。
ここまでできたらトップスの1枚目は完成です。もう1枚同じものを編んでいくのですが、首元のラインが左右どちらも出るように、トップスの側面の最後の段は片方は向こう側半目を拾い、もう片方は手前の半目を拾って長編みを編んでください。2枚編めたら、糸処理をしておいてくださいね。
編み方3.2枚を縫いあわせる
ここからは、編んだ2枚をつなげる作業に入っていきます。まず、前は裾から84目、後ろは裾から140目のところにマーカーをつけておきましょう。この時点で首と背中の開き具合が決まりますので、もう少し開けたいまたは閉めたいということであれば、自分好みにあわせて調整してみてください。
マーカーをつけたところまでを巻きかがりでとめていきましょう。2枚の一番端の目と端の目を拾って、糸を引いてとめていきます。
マーカー部分まで出来ましたら、次に縁編みをしていきます。前身頃(服の正面部分)の左端からスタートしていくのですが、針を刺してから向こう側に鎖を作って引き抜いてください。鎖2つで立ち上がり、すぐ下の穴に長編みを1目、穴と穴の間の隙間に長編みを1目、これを繰り返しましょう。トップスの縁(端という端)をこれですべて編んでいきます。こちらも根気のいる作業ですが、少しずつ進めていってください。
身頃の中心部分(つなぎ合わせた部分)は、だいたい10目ほど編めたら大丈夫です。動画では、カットせず編んでいますので参考にしてくださいね。10目ほど編めたら再び端まで繰り返し編みましょう。
コーナー部分は、穴に長編みを5目編みますが、5目めは小さい穴(三角形のような)に長編みをしてください。ここまで完成したら、再びぐるっと1周縁編みを繰り返していきます。
編み方4.脇の部分を縫い合わせる
縁編みをぐるっと完成させたら、次は脇部分を縫い合わせていきます。今回のトップスはスリットを入れるため、裾から20目と50目のところにマーカーをつけています。もしスリットを入れない場合は、裾から巻きかがりを進めてくださいね。動画では、マーカーからマーカーまで(30目)を巻きかがりしています。編み終わりましたら糸処理をして、反対側も同じように縫い合わせていきましょう。
編み方5.裾を長編みする
脇部分を縫い合わせたら、次は裾部分を長編みで編んでいきます。裾部分を上向きにして、前身頃の左端からスタートしますが、スタート部分はどこでも構いません。
まず、動画のように、コーナーで編んだ5目のうち3目めに針を刺します。刺したら鎖を1目作って端糸を絞ったら、引き抜きましょう。その次に、鎖2つで立ち上がり、1目につき1目ずつ長編みをひたすら編んでいきます。コーナー部分ですが、長編みを2目ずつ×4回編んでください(合計8目)。動画ではノーカットで編んでいますので、参考にしてくださいね。
8目編み終わりましたら、先ほどと同じように1目につき1目ずつ長編みを編んでいきましょう。スリット部分についても、長編みで編んでください(動画参照)。このように、コーナー、スリット、真っ直ぐな部分をすべて長編みで編んでいきます。最後まで編めたら、最初に編み始めた糸の端に戻ってくるようになっています。
編み方6.脇の部分を長編みする
裾の長編みが終わりましたら、次は脇の部分を長編みで編んでいきます。
裾のときと同じようにスタート位置はどこでも構いません。鎖2目で立ち上がり、1目につき1目ずつ長編みを編んでいきます。反対側も同じように長編みで編めたら完成です。
まとめ
サマートップスの編み方についてご紹介しました。色が可愛くて、着心地もいいので夏に着まわすのにぴったりなトップスです。
長編みやくさり編み、縁編みといった真っ直ぐな編み方が中心なので、初心者でも気軽に編めるようになっています。
根気のいる作業が多いですが、動画を参考にしながら、ぜひ編んでみてくださいね。
<執筆:HUS編集部>
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